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入学式から1ヵ月が過ぎた4年前のこの頃、長女は泣きながら学校へ行っていた。
泣きながらでも登校班に並んで私と一緒に歩ける日はまだ良かったが、お腹が痛くなって車で送る日もあった。 幸い次女は今のところ元気に毎日学校へ行っている。 連休が終わり、ようやく日常を取り戻しつつあったある日、長女が言った。 「はるちゃん、今日は泣かずに学校へ行けたよ!」 はるちゃんというのは次女と同じく1年生で、同じ登校班の子だ。 彼女も3人兄弟の一番上で、長女と全く同じ境遇である。 長女はお母さんがいいと言って涙を流す彼女に、 「はるちゃんもお姉ちゃんだから大変よね。分かる分かる。」 となだめながら学校へ行っているらしい。 自分も1年生のころはそうだったこと。 長女として大変なこと。 いろんな事を話しながら、とぼとぼ歩く彼女の後ろを毎日ついて行っているようだ。 そんな彼女を励ますため、ある日はキーホルダーをあげたとも話していた。 私達も当時は大変だったが、長女もその頃はつらい気持ちで一杯だっただろう。 しかし、そんな経験もはるちゃんを励ますのに大いに役立っている。 辛い経験をした彼女だからこそ、気持ちがよく分かるのだろう。 そうして人は強くなり、今度は誰かを支える側にまわる。 そんなことをひしひしと感じた。 元気に歩く彼女の様子を毎日嬉しそうに報告する長女を見ていると、頼もしく、嬉しくなる。 少しくたびれてきたランドセルが、すっかり馴染んで頼もしい。 ![]() タイミングというのは突然やってくるものである。
私の場合、習字教室を始めようと思いつつも重い腰を上げられずにいた冬の終わりにやってきた。 なかなか決断できずにいる私を、先生は思い切った方法で背中を押した。 後から聞かされた事なのだが、 「私がやめるとでも言わないと、あなたは決断しなかったでしょう」 と先生はにこにこと教えてくれた。 そこまで私のことを見抜かれていたとは、恥ずかしくもあり、嬉しくもあった。 そして春先には今の先生に出会う前にお世話になっていた先生が、しばらく教室をお休みされるということで、友人から子供を見てほしいと連絡があった。 そんなこんなで流れに流され、4月から習字教室を始めることになった。 私の人生を振り返っても、こんな風に流れに身を任せて来たような気がする。 そんな私のことを 「大きな決断もあっさりと決めてしまう」 と母はぼやくのだが、私は私なりに色々考えているつもりなのだ。 しかし、何か始めるときは、そこに私に必要な物がきっとあるはずだという思いと、失敗してもその中に得るべきエッセンスがきっと含まれているはずだという思いは常にある。 また、そんな風に考えることで少し楽に生きられる気がする。 下の子の入学、学校の役員など、一気にいろんな事がスタートした4月だったが、そろそろ自分のペースをつかんで周りを見渡す余裕を持ちたいこの頃である。 そして、自分の書も頑張って続けていきたい。 ![]() 長女をバレーの練習へ送り、家へ帰ると長男がキッチンで洗い物をしていた。
「どうしたの?」 驚いて声をかけると、照れたように笑っている。 長男はたまに、こんな風にサプライズのお手伝いをしてくれる。 ある時はお風呂場の隅々まで洗ってくれていたり、洗面所をピカピカにしてくれていたり… 洗い物を終えた長男は、テーブルの上を指差した。 「お母さんにあげる。」 テーブルの上にはラベルをはがしたペットボトルに小さな紫の花を付けた草花が飾られてあった。 母の日が近づいた、何て事のない平日の夕方だった。 よく見ると、ペットボトルの上の所に字が書いてあった。 おかあさん大すき 誕生日にもらう花束や、クリスマスにもらうアクセサリー。 そんなプレゼントの中でも、群を抜いて嬉しいプレゼントである。 ただ、相手に気持ちを伝えるためのプレゼント。 家の近くで花を摘んだという長男。その時の長男の気持ちを思うと、とんでもなく嬉しさがこみ上げる。 ストレートな気持ちがなんとも言えない。 よく息子というのは小さな恋人のようだと言われるが、我が家でもこうして私のココロは小さな恋人にぐっとつかまれるのだ。 いつまでお母さんがその対象となるのかは分からないが、いつか迎えるその日まで、この気持ちを十分満喫したい…。 ![]() 初日だというのに、今日は大雨。
土砂降りである。 昨日入学式を終え、今日から30分の道のりを歩いて学校へ行く次女。 朝、雨の音で目が覚めたオットは 「よりによって…」 と嘆いている。 早起きの長女に習って、次女は一人で起きて支度を始めた。 私も内心、かわいそうにと思いながらも天気ばかりはどうしようもない。 「雨の中、たくさんおさんぽできるね」 と次女に声をかけると、一瞬驚いた顔をしながらも、 「うん、たのしみ」 と明るい顔になった。 私自身、初めてのことに対して必要以上に緊張してしまうタチ。 次女も私ほどではないかもしれないが、ドキドキしているに違いない。 さりげなく、そんな次女を応援したくて大好きなイチゴを食卓に。 次女の傘は昨日学校でもらった黄色の傘。 白と青の傘に挟まれて、元気に玄関を飛び出していった。 お兄ちゃんとお姉ちゃんがいるので安心安心と、オットと並んで家の窓から並んで動く傘を見ていたら… 青い傘が急に逆方向に向かって動き出した。 どんどんこちらに向かってくる。 玄関を開けると、 「ピアニカ忘れた!」 慌てた顔の長男だ。 算数セットにピアニカに傘。 背中には少しキズの付いたランドセル。 大荷物を抱えて走り去る。 青い傘がカラフルな傘に追いつくまで、しばらく外を見守る。 頼むよ、お兄ちゃん。 ![]()
カヤックで無人島へ。
子供たちはカヌーで慣れているが、私は初めて… カイルアビーチから約1時間ちょっとの旅。 かなり不安だったがなんとかなるものだ。 手にマメが出来てしまった…
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