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書家の手法

今日は縁あって有名な書道家の指導を受ける機会に恵まれた。

解説を交えながら、さらさらと紙にしたためていく。
筆に一切の迷いがなく、弾力のある、しなやかな線が紙の上に刻まれる。

見ていて心地いい。

散らし書き、かな、行書、草書、どれも素晴らしい。
ここに至るまでに相当書き込んでいるのだろう・・・。

新たな発見がいくつもあった。


瞬きをするのも惜しいほど集中して見ていると、なんだか鼻の辺りが冷たい。
?と思って手をやると、なんと鼻水がでていた。

先日の合宿以来調子が悪く、今日は左の鼻がずっと詰まっていた。
それで鼻水が出ているのにも気付かなかったようだ。
ぎょっとしてハンカチを取り出して、何事もなかったかのようにさりげなく鼻水を拭いた。
こっそりあたりを見回すと、みんな先生が書くのに集中していて、幸い誰も私の鼻水に気付いていなかった。

危ないところだった。


先生は涼しい顔で書き上げたが、私は集中していたせいか何もしていないのにぐったりしていた。

とても刺激的な会だった。

by couturira | 2011-06-01 19:09 | 日々のこと | Comments(0)
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