本当の気持ち

先日誕生日を迎えた息子。
その頃から、赤ちゃんにもどりたいと言っていた。
「どうして?」
と私が聞いてもあいまいな返事。


誕生日には、赤ちゃんの頃のビデオをみんなで見るというのが我が家の恒例行事。
みんなに抱っこされて、かわいがられている様子を見て、その頃に戻りたくなったのだと思っていた。
愛情不足の表れではと、私は少々申し訳ない気持ちでいた。


ある日夕ご飯を食べ終わり、のんびりと食卓に座っていた時のこと。
長男が私のそばへ寄ってきた。

「なんで赤ちゃんにもどりたいか、教えてあげようか・・・」

そう言うと、彼は私の耳元に顔を近づけた。
どうやら他の兄弟に聞かれたくないようである。

私も細心の注意を払いながら、長男の声に耳を傾ける。

すると長男は、
「お母さんが、死なないため」

そう言ったのだ・・・。



私は8年前の長男の出産の時、大量に出血して生死をさまよった。
その話は、長男の耳には入っていないと思っていた。
しかし、先日の誕生日のビデオ上映会で、そういえばおじいちゃんおばあちゃんとそんな話をしたような気がする。
大人の話。
ビデオに釘付けだった長男は聞いていないと思っていた。


自分が赤ちゃんに戻れば、お母さんはそんなことにはならないと思ったようだ・・・。
お母さんが死んでは大変と、小さな胸を痛めていたに違いない。

私は長男をぐっと抱きしめ、
「大丈夫。お母さんはずっと死なないよ。 
 ずっと一緒だよ。」

長男は、こらえていた気持ちが一気に噴き出したようだった・・・。
私も自分のせいで・・・と思わせてしまったことに、本当に、本当に、申し訳ない気持ちだった。

私も長男も涙が止まらなかった。



子供はいつでも親のことを見ている。
大切な人のことを想ってくれている。
純粋な気持ちに涙があふれた。


生まれてくれただけで、
私をお母さんに選んでくれただけで、
ただそれだけで、幸せである。



ただ事ではない様子の私達を見た娘二人。

「何??」
「何があったん??」

「二人、泣きよるよ」



・・・。

どの子も私にとって、大切な宝物である・・・。


読んでくださって、ありがとうございます。
いつも励みになっています。
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by couturira | 2011-09-11 00:54 | 子そだて | Comments(22)
Commented by puk at 2011-09-11 06:34 x
じ~ん。。。
涙腺は。。。もう壊れてしまったようです

心のやさしい息子さんですね。
couturiraさんの子育ての表れだと思います。

息子というのは、本当に心のやさしい生き物だなとつくづく思います。
「この子を産んでよかった」って思わされることが多いです。
子供を産むことができる「女性」に産まれて来て本当によかったって思います。

息子は、人間として私を成長させる為に産まれてきてくれたのかもしれない、そして、息子が私を母親にしてくれているんだなぁって思いながら毎日過ごしています。

息子って、素直でかわいくて偉大な生き物です(笑)
Commented by わたげ at 2011-09-11 06:56 x
けなげな長男くんのキモチに 涙がでました。

本当にこどもの心。オモイって 純粋。
生意気なことを言うようになっても 体が大きくなっても そんなふうに 思っていてくれるこどもとのつながりは 本当に宝物ですね。

ココ最近 couturiraさんの 長男くんネタでは 色々考えさせられたり 感動をもらったり・・・心があたたまります。

ステキな記事を ありがとうございます。
Commented at 2011-09-11 07:02 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by おかみ at 2011-09-11 09:03 x
couturiraさん、おはようございます★
そして、イベントおつかれさまでした。
ゆっくり休めましたか?
今日も朝からcouturiraさんのブログを読んで号泣です。。。笑
お子さんの健気さに胸を打たれ・・・お母さんを思いやる愛情の深さ・絆の深さに胸を打たれ・・・
しっかり抱きしめてあげたcouturiraさんに母の愛の深さも・・・
そこらへんのドラマを見るより、couturiraさんの日々の物語の方がはるかに感動です!!!
うちも・・・娘たち(4才&2才)に「死」というものを少しずつ教えています。
亡き父の遺影に向かって「いつもありがとう」と語りかけ、
「じいちゃんちゃん(←父のこと)はお星様になったんよ。
パパとママもいつか死んでお星様になるからね。
その時は姉妹仲良く仲良くしていくんよ。」
子供ながらに「死」を受け止めているんだろうなぁ・・・と。
お星様はいつも見守ってくれてますものね。
Commented by hanaと五右衛門 at 2011-09-11 17:12 x
イベント、お疲れさまでした!
お疲れは出てませんか?

今日のお話し・・・読んでいると又々涙が・・・
子供って親の事をいつも見ていて、ずっと思ってるんですね!
そして、言いたくても言えずに、子供ながらに悩んでて・・・泣かせます。

とっても可愛くて愛おしい子供さんに囲まれてるcouturiraさんが羨ましいです(*^_^*)

とってもいいお話しを読んでる私の横には・・・
うたた寝している五右衛門です・・・(>_<)
Commented by おばんちゃん at 2011-09-11 21:39 x
最高の家族!きっと愛情たっぷりで育ってきたんだね!思わずうるっときました。そんな風に育てたのがcouturiraさんなのよね(*^_^*)
子供達みんなcouturiraさんの宝物だね!
Commented by norinori196 at 2011-09-11 21:45 x
外から見ると何の問題もなさそうな家族!でも、みんな問題を抱え
影響を受けながら生きています。我が家でも、悲しみの感情を
親も子も抑えながら、お互い思いやって暮らしています。
人には言えないことばかりで、苦しい事も多いけれど、その姿勢を
子供はしっかりと受け止めています。けなげなまでに。。。。
愛情のシャワーを決して枯らしてはなりません(*^_^*)






Commented by couturira at 2011-09-11 21:50
pukさん、こんばんは。

いつもありがとうございます。

本当に子供達は大きな大きなプレゼントだと思います。

子供が生まれたからといって、すぐに「お母さん」になれるわけではないと思います。
新米お母さんで失敗だらけですが、子供に教えられながら、自分でも模索しながら「お母さん」になっていくんだと思います。

人は生まれてくるときに、何か課題を持って生まれてくるといいます。
それは生まれ落ちると同時に忘れてしまうけれど、子供がそのヒントを持ってきてくれるような気がします。

pukさんはきっと、素敵なお母さんなんでしょうね!
pukさんの、ありがとうっていう気持ちは、きっと息子さんにも伝わっていると思いますよ。
Commented by couturira at 2011-09-11 21:58
わたげさん、こんばんは。

子供ってあなどれないですよね。
まだまだ子供だから、なんて思っていても、こちらが思っている以上にいろんなことを考えてるんですよね。

そんな純粋さに触れたとき、とてもあたたかい気持ちになります。
忘れていたものを、持ってきてくれるような気がします。

長男と次女は、わりと分かりやすい性格なので、そうかそうかとこちらもそれに応えることができますが、長女は抱え込むタイプで甘えベタです。
それを汲み取ることが、私の課題でもあります。

なかなか難しいですね。
Commented by couturira at 2011-09-11 22:36
おかみさん、こんばんは。

いつもありがとうございます!
イベント終了後、今日もバタバタとしておりましたが、元来丈夫な体なようです(笑)
ありがとうございます。

子供さんたちに、「死」を教えていらっしゃるのですね!
なかなか難しいテーマですよね・・・。

長男はもっと小さい頃から、「死」について敏感なようです。
死んだらどうなるか。
お母さんも死ぬのか。
お母さんもおばあちゃんのように老いていくのか・・・。
涙をためながら、お母さんも死ぬの??とやられると、ついついお母さんは死なないよ~と言ってしまうんですよね(汗)

ずっとごまかしてきましたが、おかみさんのコメントを読んで考えさせられました。
どんな風に、いつ、伝えていったら良いのでしょうか・・・。

いつか衝撃を受ける時が来るのでしょうか・・・。

今の子供達は死について身近に感じるきっかけがないので、そのことをどう教えるか、難しいですね。
Commented by couturira at 2011-09-11 22:43
hanaさん、こんばんは。

いやいや、かわいい時ばかりじゃないですよ~
小憎らしい時もあります(笑)
小憎らしい時の方が多いかも!

子供の言葉ってまだまだつたない分、ダイレクトに心に響いてきます。
なんの駆け引きもなく、知っている少ない言葉をつむいで伝えてくるので、ヒヤッとしたり、ドキッとしたり。

五右衛門さんはうたた寝ですか(笑)
横を見ると、我が家のオットもテレビの前でうたた寝していました!
Commented by couturira at 2011-09-11 22:49
おばんちゃん、こんばんは。

かわいい赤ちゃんと一緒に、きっとお母さんを頑張ってるんだろうね!
幸せそうなおばんちゃんの姿が目に浮かびます♪

最高の家族なんて、とんでもない!
夫婦やら親子やら、兄弟やらでゴツゴツとぶつかったり転んだり。

でも、そうして少しずつ丸くなっていけたらいいなと思います。

まだまだ角張った家族です(苦笑)
Commented by **mika** at 2011-09-11 22:59 x
イベントお疲れ様でした!
とってもステキな空間で癒されました♪
また、お会い出来るのを楽しみにしてます。

息子さん、とっても優しいですね♪
素直にすくすくと育ってらっしゃるのがとっても分かります♪
我が家のちびレンジャー達は僕たちが大人になったらママはもうおらんのんじゃろ!
ちびレンジャー1号、2号に言われてます(笑)
育て方、どこをどう間違ったのか、ケロっとして行ってくれるんですよ。
couturiraさん家の子供さん達とは大違いですね(笑)
Commented by couturira at 2011-09-11 23:01
norinori196さん、こんばんは。

家族の数だけ家族の問題があり、我が家でももちろんいろんなことがあります。

愛情のシャワーをきらしてはいけない。
本当にそうですね。

家族は一番近くにいる分ぶつかることも多いけど、その分一番お互いを思いやることができるのでしょうね。
愛情をもって接することができると、その思いはきっと相手に伝わるのだと思います。

norinori196さん家族の悲しみが、少しでも和らぐといいですね。
Commented by おかみ at 2011-09-11 23:01 x
わたしはいつも、子育てをする時、いつ自分の命がなくなるか分からないので、いつ自分が死んでも大丈夫なように、子供たちには普段の生活から「生きていく術」を教えたいと思っています。
自分や主人が死んでも、なるべく途方に暮れないように・・・
自立を促すこと・助け合うこと・知恵を出し合い工夫すること。
2才と4才ですから、まだまだ「ママこれしていい?」「ママこれ出来ない、やってー!」と母依存ですが、少しずつ自分で考え行動できるように自立を促していきたいと思っています。
ついつい手や口が出そうになりますが、ぐっとこらえるのもなかなか大変ですよね^^;子育ては忍耐・・・です。
「死」についても、普段のお米や野菜作り・動物植物との関わりの中で、「いのち」に重きを置いて、子供たちと接しています。
例えば・・・ティッシュを無駄遣いする時は「木のいのちがたくさん無駄になっているよ」とか、食べ物・飲み物で遊んでいる時は「たくさんのいのちが〇〇のいのちになっているんだよ。大切にいただこうね」・・・といった具合に・・・
2才の次女には難しいですが、言い続けることに意味があるかと・・・こちらも忍耐ですね^^;

Commented by couturira at 2011-09-11 23:11
mikaさん、こんばんは。

イベントに来てくださってありがとうございます!
ばっさりと髪を切られたmikaさん、ちゃんと分かりましたよ♪
思えばイベントでしかお会いしたことがないので、帽子をかぶったmikaさんにしか会っていなかったのですね(笑)

息子さんたち、かわいいじゃないですか!
まだまだ現実として受け止めることが出来ませんよね。

長男はこの世に生れ落ちた時に私の死と背中合わせだったからか、兄弟の中で唯一「死」に対して敏感です。

他の我が家の女子たちは「何言ってんの」ってな感じです(苦笑)
Commented by couturira at 2011-09-11 23:17
おかみさん、こんばんは。

なるほどですね!
我が家もとりあえず、生きていくために最低限出来なくてはいけないことを身につけてほしいと思っていましたが、おかみさんのように明確に見据えてやっていたわけではありません。

子供の頃からそうやってきちんと教えてもらっていると、周りのものや人に、きっと愛情を持って接することが出来るようになるのでしょうね!

私も少しずつ、いろんなものの命を教えることから始めてみようかと思います。

おかみさん、ありがとうございます!
Commented by ☆michikusaya☆ at 2011-09-12 10:16 x
涙涙で読みました
素敵な子育てをされていますね
子供に身につけさせたい一番大事な事は思いやる心だと思います
でも思いやる心は実際に自分が大切にされたり見守られたり優しくされたりすることでしか芽生えてきませんよね
一人一人にてをかけ目をかけた分だけ子どもにとって大きな財産になっていくと思います
それを自然にされているcouturiraさんは素敵です
Commented by lilinana at 2011-09-12 20:00 x
こんばんは。先日は、大変有難うございました。お疲れなのに早々にコメントを下さり申し訳ございませんでした。
遅くなりましたがお子様のお誕生日、おめでとうございます^^。ご出産大変だったのですね。。読ませていただき、涙が止まらなくなりました。ご長男さんcouturiaさんに優しく大切に育てられたのが分かります。
命の大切さ。最近つくずくお誕生日っていいなって思います^^。
書道リレー。うちの家族で書くとどうなるか^^。想像してみたら。。。誰が一番に書くのか、という時点で大変になりそうです^笑^。
Commented by couturira at 2011-09-12 21:48
michikusayaさん、こんばんは。

ありがとうございます。
michikusayaさんのおっしゃるとおりですね。
たくさん愛情をもらって育つと、他の人にも愛情を注ぐことができるのかもしれませんね。

そう言ってもらえるのは本当に嬉しいのですが、なかなかそうもいかない現実があります(汗)
やはり私の状態に左右されることも大いにあるし、子供が三人いる分愛情も1/3になっているのではと思うこともあります。

できるだけお母さんが良い状態にあることが、一番なのかもしれません(笑)
Commented by couturira at 2011-09-12 21:58
lilinanaさん、こんばんは。

ありがとうございます。
長男は分かりやすい性格で、何かあるとすぐにピンときます。
その分、こちらも対応しやすいのです。
まあ男の子なので、お母さんが大好きなんですよね♪
赤ちゃんの頃は、隣に寝ているはずの私が父親に変わっていた時には、容赦なくぱーんとオットの顔を叩いていました(苦笑)

リレー面白いですよ!
是非lilinanaさんも家族でチャレンジしてみてください♪
きっと盛り上がりますよ。
Commented by couturira at 2011-09-13 10:33
カギコメさん、こんばんは。

コメントありがとうございます。

私も上手くいく時ばかりではなくて、イライラしたり、失敗したり。でもそれは、私も子供と同じ、人間だもの、仕方ないよねって思うようにしています。
完璧なお母さんなんて私には到底無理なので、せめてしまったと思ったときには、「お母さん、失敗しちゃった。ごめんね」と伝えることでOKとしています。
完璧を求めるとつらくなってしまうので、子供には、お母さんにもダメなところがあるんだなと、自分と同じだな、と思ってもらえるくらいでよしとしています。

泣いてたっていいと思いますよ。つらい時は、お母さんだってつらいんだって伝えたらいいと思います。私なら、きっと一緒に大泣きしながら、お母さんだって困ってるんだ~とやっちゃうと思います。

私の言葉をカギコメさんがそんな風にキャッチしてくれたのを、私も本当に嬉しく思います。
同じお母さん同士、ハンドメイド好き同士、気楽に頑張りましょうね♪
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