カウントダウン

先日一大イベントである発表会も終わり、一日一日が卒園へと向かっている。

我が家で一番小さな次女は、いつまでたっても赤ちゃんのような気がしていた。
しかし、確実に大きくなっていっている。


発表会では恒例の合奏がある。
年長さんは毎年同じ歌を歌い、同じ曲を合奏する。
特別な歌と、特別な曲である。


次女は合奏で小太鼓に任命された。
幼稚園バスから降りるなり、次女は唇を尖らせながら言った。
「ピアニカがやりたかったのに、せんせいがこだいこにしたらっていう」

どうやら次女はピアノを習っているということで、小太鼓に推されているようであった。
我が家では一番おしゃべりな次女だが、幼稚園では違う顔。
初めての参観日ではみんなが楽しく音楽に合わせて教室中を動き回る中、じっと座って動かなかったし、盆踊りの時も先生の手をしっかりと握って全く踊らなかった。
初めてのピアノの発表会では、次女一人がお母さん、つまり私と二人で前に出て、私のおひざの上での発表会となった。

しかしここ最近ではピアノの発表会の舞台に一人で立つことが出来る様になっているので、なんとかなるだろうと気楽に構えていた。

しかし・・・
この小太鼓というのがかなりの曲者であった。
曲はラデツキー行進曲。
オーケストラのコンサートの最後に演奏されたりする有名な曲で、園長先生のお気に入りの曲だそうだ。

小太鼓は大太鼓のあと。
つまり裏打ちなのだ。
大人でも裏に入るのは結構難しい。
指揮に合わせて、演奏に合わせて常に裏を打ち続けなくてはいけないので、少々気持ちの悪い演奏になる年もあったことを思い出した。
案の定、次女は裏打ちに苦戦していた。


毎朝外遊びの時間に大太鼓とシンバルの子とともに次女が小太鼓を練習をしていると聞かされたのは、他のお母さんからだった。
ある日幼稚園が終わり、バスから次女とともに降りてきた担任の先生に
「今日はたくさん練習したので、家でたくさん遊ばせてあげてください」
と言われた。
私はなんとなくピンときて、次女と手をつないで家まで歩きながら聞いた。
「もしかして小太鼓出来なくて涙がでちゃった?」
「・・・うん」

やれやれこれはかなり重症らしい。
幸い毎年同じ曲なので、長男の時のビデオがある。
それを見ながらやってみると、あらあら先生の苦労がよくわかる。
せっかく選んでもらったのに、これでは先生にもみんなにも申し訳ない・・・。

長男長女も加わって毎晩家族で合奏である。


さて、発表会当日。
私達家族の頭の中には次女の小太鼓の事しかなかった。
劇など二の次である。

舞台の上の次女はいつになく緊張した面持ちであった。
あれほどまじめな顔の次女を今まで見た事があっただろうか。
ビデオを覗き込みながら、祈るような気持ちで次女と一緒に頭の中でリズムを刻む。

無事に演奏が終わり、客席に向かって深々とお辞儀をした先生の目には涙が浮かんでいた。

私達にとっても思い出深い発表会となった。


それにしても・・・
我が家が建っているのが騒音の心配のない田舎でよかった・・・。
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by couturira | 2012-03-09 00:23 | 子そだて | Comments(2)
Commented by take at 2012-03-09 22:13 x
こんばんは^^
ちゃんと更新されてますね~エライ・エライ ←何様・私??

次女ちゃん すごいね やりきって!きっと緊張もしたし
プレッシャーもあったでしょう
でも・・みんなの応援もあって 頑張れた

・・・・にしても かなり難しい課題ですね
恒例とはいえ 子供には難しい曲
でも それにあえてチャレンジさせて やり遂げさせるってのも
素晴らしい☆
今後もたくさんの事に出逢い・別れ
経験していくのでしょう
今回のチャレンジも これからの困難にプラスに
つながっていくことでしょうね^^
Commented by couturira at 2012-03-10 23:10
takeさん、こんばんは。

ふふふ。
エライでしょ(笑)

CMでこの曲が流れるたびに、はっとしてしまう日々を過ごしています(苦笑)

そうですね。
困難な課題をやり遂げた時、成長を実感できますよね。

これからもたくさんの壁にぶち当たって、くじけたり、乗り越えたり。
どんな経験もきっと無駄ではないと気付く時が来るのでしょうか。

そっと見守っていきたいですね♪
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