2011年 10月 09日 ( 1 )

最後の運動会

年長の次女にとって、幼稚園最後の運動会があった。

実はこの幼稚園、私も通った思い出深い幼稚園なのだ。
園舎も建て替わり、様子は随分と変わってしまったが、またこの幼稚園に来ることになるとは、深い縁を感じてしまう。

そんな幼稚園での最後の運動会。
次女は末っ子のため、私達にとっても最後の運動会となった。


その運動会、毎年年長児による組体操がある。
毎年ピラミッドが見所。

そして、小柄な次女はそのピラミッドの一番上に立つことになった。
逆上がりも、自転車も、割とすんなりとクリアしてきた身軽な次女のこと、一番上に立つことも、たいして問題ないだろうと思っていた。

しかし、運動会が近づくにつれて、お母さん達から声を聞くようになった。

「まだ、ピラミッド、成功してないみたい」


余計なことはなんでも話すくせに、大事なことはあまり話さない次女。
私はそんなことになっているとは、ちっとも知らなかった。
呑気なものである。

結局運動会前日、ようやく1回だけ成功したようだった。

私は次女に、
「崩れても、落っこちそうになっても、頑張って立とうね」
と、少々無茶苦茶なアドバイスをして、当日の朝を迎えた。


園児の疲れを考慮してか、組体操はプログラムの前半に組み込まれていた。

ピラミッドは2、3個出来るのだろうと思っていたのだが、今年は全員で1個のピラミッドを作ることになっていた。

全員で15人くらいだろうか。

1段、1段とみんなが積み上がり、4段目に立つために、次女が土台に足をかけてよじ登る。
しかし、4段目に到達する前に、ピラミッドは崩れてしまった。

そして、再チャレンジ。

一番土台の子は、地面についている足が痛く、顔をゆがめている。
かなりの重さを支えなくてはいけないので、地面についているひざ小僧が痛いのだ。


自然と園庭に「頑張れ!」の声が響き始めた。
観客からも、見ている年中以下の園児からも・・・。


しかし、次女が3段目に手を掛け、はい上がった時、やはりピラミッドは崩れてしまった。


クラスの先生は残念そうに、プログラム中盤の休憩を挟んで、また、チャレンジしますと伝えたが、結局再チャレンジはなかった。

園児の疲れや、時間を考慮してのことだろう。


こうして、幼稚園最後の運動会は終わった。
次女はピラミッドの上に立つことは出来なかったが、みんなの成長をたくさん感じた運動会であった。

深く深く、心に残る運動会だった。



次女に後で、何が一番心に残ったかと聞くと、しばらく考えて、
「かけっこ」

出来なかったことよりも、出来たことに目を向ける、前向きな次女。
いや、出来なかったことを悔しがっているからこそ、あえてそれと答えなかったのか・・・。



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by couturira | 2011-10-09 11:05 | 子そだて | Comments(6)