カテゴリ:日々のこと( 76 )

秋の楽しみ

毎年秋になると、楽しみなことがある。
それは、サンマである。

新鮮なサンマが手に入ると、オットが外で焼いてくれる。
これがなんともおいしいのだ。

炭火でじっくりと焼いたサンマは、皮はパリッとして、身はふっくらとやわらかい。

私はお腹も全部平らげる。
子供の頃はさっぱりだったが、オトナになってあの苦味がたまらなくなった。

我が家の子供達も魚が大好きだ。
みんなおいしいおいしいともりもり食べる。

私も必要以上に、
「お父さんの焼いたサンマはおいしいよね」
と連発する。

こうしてオットはまた、サンマを焼いてくれるのである。
こうして私は夕ご飯の準備が少し、楽になるのだ。
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by couturira | 2011-09-12 20:03 | 日々のこと | Comments(11)

夏の終わりに

夏休み最後の今日。

私は仕事だった。
何か特別なことでもしてあげたらよかったかなと思いながらも仕方ない。

いつもは小学校や幼稚園の預かりに行っているのだが、今日はみんなで留守番をしたいと言う。
ちょっと心配だったが、やってみることにした。

すぐにケンカする3人だが、大丈夫だろうか。
怪我などしていないだろうか。
お昼ごはんはちゃんと食べられただろうか。


仕事が終わると飛ぶように家に帰った。

帰ってみると、掃除機をかけ、お昼にはスパゲッティを食べ、洗濯物も取り込んであった。

上出来、上出来。
夏休みの間、なにかと手伝いをさせていた甲斐があったのか、思った以上であった。


さて、お勉強の方は・・・。
ノートに漢字が6つだけ、書いてあった。



多くは望むまい・・・。

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by couturira | 2011-08-31 17:56 | 日々のこと | Comments(8)

失敗三昧

日が暮れる頃になると、吹く風がひんやりとしていて夏も終わりが近づいている。

この夏は去年に比べて過ごしやすかったように思うのだが、やはり夏はあまり得意ではない。

近頃疲れがたまっているのか、失敗ばかりしている。

3人の子供のスケジュールの勘違い。
メールの返信忘れ。

仕事でも失敗続きである。
50円玉が少なくなったので両替をしたのだが、10円玉5枚と50円玉1本(2500円)を交換・・・。

縫い物をしていても、寸法間違い。

夕ご飯に必要なものを買いに行き、他のものを買って帰ったり、
会計の時にお財布がないことに青ざめたり。

今日は残った夕ご飯を冷蔵庫に入れようと、お風呂に持って行っていた・・・。


日頃からうっかりの多い私だが、最近特にひどい。
自分で自分が信用できない。

オットにはこのまま痴呆が始まるのではと、心配されている・・・。


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by couturira | 2011-08-25 21:40 | 日々のこと | Comments(10)

京橋会館

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ビルの中の異空間。

この建物は戦後程なく建てられた。

日本では珍しい、道路に面してぐるりと建物が建ち、中庭がある。
ヨーロッパではよく見かけるこの建てられ方だが、日本でその後浸透することはなかった。

取壊しが決まり、見ておきたかった。

残された洗剤。
靴箱に靴。
たらいに牛乳箱。

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どこを見ても、ちょっと前までここに人が住んでいたという香りがプンプンしていて、いろいろと想像をしてしまう。


当時は先端の建物だったらしく、ダストシュートが各階に備え付けてある。
廊下の手すりもやわらかくカーブしていて、なんだかおしゃれである。
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当時は洗濯機が普及していなかったので、屋上には洗い場が設けてある。
井戸端会議の声でにぎやかだったに違いない。


都会にぽっかりと空いた穴。
切り取られたそこだけ、時間が止まってしまっている。
当時の空気がそのまま残っていた。

閉められたドアから、サザエさん頭のおばさんがひょっこりと出てきそうである。

タイプスリップして、その時代に放り出されたような錯覚に陥った。
昭和村やら、そんなアトラクションにいるよりも、もっとリアルに・・・
これは偽物ではなく、ここで人々とともに時代を刻んだ、紛れもない本物だからだろう。


取り壊されることが、非常に残念である。

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by couturira | 2011-08-21 12:11 | 日々のこと | Comments(6)

慰霊祭

実家の周辺で毎年夏休み、お盆の頃に開催されるちょうちん祭り。
出店が出るわけでもない。
花火が上がるわけでもない。
盆踊りを踊るわけでもない。

ただ、川沿いの道にちょうちんをぶら下げる。
そして、集会所ではお経があげられる。

ただそれだけなのに、近所の子供達とちょうちんを見ながら端から端まで練り歩いた。
毎年楽しみにしていた夏休みのイベントの一つである。

普段は出歩くことのできない夕方から、友達に会えるというだけで楽しかったのだろう。

薄暗い田舎道。
かえるの大合唱の中、蝋燭の灯ったちょうちん道を歩く。
浴衣を着せてもらって、ちょっとこそばゆい気持ちだった。

それが慰霊祭だと気付いたのは、大人になってからだった。

大きくなった今、夏休みの外せないイベントというわけではなくなったが、子供と手をつなぎ、ちょうちん道をそぞろ歩くのは今でも大好きだ。

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by couturira | 2011-08-17 08:51 | 日々のこと | Comments(0)

誕生日の夜に。

長女の誕生の祝いをすることになった。
ここに越してきてからは毎年、子供達の誕生日には、オットの両親と私の両親を自宅に招いてお祝いをする。

ご馳走を食べ、メインのケーキを食べ、プレゼントを開け・・・。
そして、毎年ビデオを見る。
生まれたときのビデオだ。

私もオットも、赤ちゃんのことがかわいくてかわいくて、ビデオに写る私達の様子は、少々恥ずかしいくらいだ・・・。
特にはじめての赤ちゃんとなった長女に対して、新米パパママの私達は、おかしいくらいおっかなびっくり。

ちょっと手を動かすだけで、どうしたの?
ちょっと声をあげると、あらあら。

おまけにただの寝顔を何十分も撮り続けている・・・。

いつもいつも後回しになってしまう長女。
なにかとクールな長女。
そんな長女が、テレビの前を陣取って動かない。

何を思って、ビデオを見ていたのだろうか・・・。


パーティがお開きになって、帰って行くおじいちゃん、おばあちゃん。
私達は外に出てお見送り。
角を曲がって車が見えなくなったので、私達は昇り始めた満月を見上げた。

玄関の方へ振り返りながら、長男が言った。
「流れ星、見えないかな」

一斉に、みんなが夜空を見上げた途端、大きな流れ星が、サアッと横切った。
本当に大きな流れ星だった。
誕生日の夜に、なんて素敵なプレゼントだろう。

長女はと探すと・・・・
さっさと部屋へ戻っていて、流れ星を見逃した・・・。


私が代わりに見ておいたからね。
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by couturira | 2011-08-16 23:10 | 日々のこと | Comments(2)

行水

午後からは広島へ。

午前中、子供達は外でプールを洗っていたはずが、いつのまにか大騒ぎ。

パンツ一丁で。

日差しは強いが、水しぶきを見ているとなんとなく涼しく感じる。

子供達の歓声。
たくさんのセミの声。
遠くからは、複葉機の音だろうか。

まだ、ツクツク法師の声は聞こえないようだ。

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by couturira | 2011-08-13 10:06 | 日々のこと | Comments(6)

蝉時雨

夏休みだというのに、毎日のように幼稚園や小学校に通っている子供たち。

私の母は仕事をしていなかったので、私が子供の頃は夏休みは丸々あった。
いや、近所の共働き家庭の子も一緒に遊んでいたので、当時は子供を預かるようなシステムはなかったのかもしれない。

毎日、近所の子供たちとプールに行ったり、川で遊んだりしていた。

そう思うと、ちょっと子供たちが不憫になってくる。


そういえば、母も一時期仕事をしていたことがある。
小学校から帰っても、いつもいた母がいない。
寂しかったかというと、実はそうでもなかったようだ。
いや、本当は寂しかったのかもしれない。

色々と習い事をしていた私は、週の半分くらいはお稽古に行っていた。

その中でもお習字は近所で習っていたので、自転車に乗って通っていた。
しかし、いってらっしゃいと言ってくれていた母はいない。

ある日私は、いつも母がいる時は、決してつけてくれないテレビをつけてみた。
テレビは7時からと決まっていたのだ。
そうすると、夕方には楽しいアニメをやっていた。

私は、習字に行くのも忘れてテレビを見ていた。


それは、1ヶ月くらい続いたのだろうか・・・。

ある日、お習字の先生から電話がかかってきて、私はしこたま怒られた。

そして、それ以来、母が仕事に出ることは1度もなかった・・・。

なんともとんでもない子供だったようだ。


次女の幼稚園の園庭には、ちょっとした雑木林がある。
春には桜が咲き、秋にはどんぐりを落とし、冬には枯葉を散らす。
そして夏にはセミ。

夏休みの預かり保育に次女を連れて行くために、お寺の境内に車を止めて幼稚園に歩いていくと、ものすごい音がする。
蝉時雨だ。

木という木、全てにセミがとまっている。
それも、一つの木に何十匹と。
一つ一つのセミの声なんて聞き取れない。
それは、一つの大きな音の塊となって降ってくる。

今日も次女はムシが苦手な先生のために、先生が網でとったセミを虫かごにうつすという、大事な役目をこなしている・・・。

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by couturira | 2011-08-11 09:42 | 日々のこと | Comments(4)

父の手

父と手をつないだのは何年ぶりだろう。

私たち家族は季節がよくなると、夜、散歩に出かけた。
春には、花の香りのする中。
夏には蛍を探して。
秋にはきれいな月を眺めながら。


結婚してからその機会は減ったが、実家に帰ると大抵母が切り出す。
「散歩に行こうか」

その一言で、私たちはそそくさとつっかけをはく。


先日、次女と二人で実家に行っていた時にも、母が次女に言った。
「お散歩、行こうか」

私たちは4人で川沿いの田舎道をぶらぶらと歩く。
ほとんど車は通らない。
蛍が数匹、まだ飛んでいた。

ちょうど半月まで大きくなった月に照らされながら、次女は言った。
「ねえ、おじいちゃんとおかあさん、てをつないで」

あまりの突然のことで、私はちょっと照れくさかった。
いや、父もそうだったと思う。

が、すぐに次女の目的が分かった。
次女、母、私、父。
順番に4人で手をつないだ。
その影は月に照らされて、階段のようになっていた。

父の手は大きくて、あたたかかった。
そして、父と手をつないだ私は、急に小さな女の子になったような気がした。

小さい頃、私も父の手をつないでこんな風に歩いていたのだろうか。


父はどちらかと言うと、口下手な方だ。
でも私は父を尊敬しているし、父も私のことを気にかけてくれているのはしっかりと感じる。

ちょっと父親を疎ましく思う時期もあった。
でも、何かをする時に父の言葉を思い出す。
あまり多くは語らない父だが、生きていくうえで大切な言葉を私に投げかけてくれている。


二人ともちょっと照れくさかったが、次女のお陰で夏の思い出が一つ増えた。

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by couturira | 2011-08-09 08:43 | 日々のこと | Comments(14)

仙人

子供たちの通う小学校の真向かいに、ガソリンスタンドがある。
昔ながらのガソリンスタンドで、セルフのスタンドが増える中、なんとか生き残っている。

そこにはオーナーと思われるおじいさんがいる。
小さくて痩せていて、ちょっと猫背でメガネをかけている。
そしてかなり日に焼けている。


子供たちの小学校は、国道から一本入ったところにあるので、大型バスが入れない。
そこで、社会見学などの時は国道に面したここのガソリンスタンドの前にバスが来るのだ。

だから小学生はみんな、彼のことを知っている。
もちろん我が子たちも、彼のことはよく知っている。


そんな彼、実は私が幼稚園の頃からそこで働いているのだ。

当時幼稚園バスは、そこでガソリンをついでいた。
バスの運転手さんと仲良く話す彼を、幼稚園児だった私はバスの中から見ていた。

そして驚くことに、今と当時の彼の印象が全く変わらないのだ。
その時から彼はかなり日に焼けていて、小さくて、同じようなメガネをかけていて、私は彼のことをおじいさんだと思っていた。


今日も通勤途中、彼が元気にガソリンをついでいるのを見かけた。
彼はいったい何歳なんだろう・・・。


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by couturira | 2011-08-04 18:10 | 日々のこと | Comments(8)