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晴れ舞台

昨夜の夕ご飯、長女はいつになく饒舌だった。

昨日はバレーの新人戦で、長女と私はまだ明るくなる前からお弁当を持って出発した。

先日まさかのユニフォームをもらって以来、長女は毎日ボールに触っていたし、私も時間を見つけては長女の練習に付き合っていた。

そんな様子を見ていたオットもボールを新たに購入してくれて、ボールが増えた我が家では、ここ数日はテレビを見ながらも家族それぞれがボールを持ってトントンとやっていた。

底冷えする体育館で、予選が始まった。
5年生以下の新チームで行われる新人戦は、どこのチームも5年生中心のチームである。
そんな中、長女の所属するチームは5年生が少なく、4年生と3年生が中心のチームである。
今年1年間は我慢の年であることを誰もが覚悟していたが、まさかの粘りで予選を勝ち抜いた。

なんとか決勝リーグに進んだものの、対戦相手は県下でも有数の強豪チーム。
長女のチームとは動きも力も明らかに違っていた。

点差が広がる中、監督は控えの選手を出し始めた。
これからのために、経験を積ませるという意味もあるのだろう。
そして、見に来てくれている親御さんのためにもということもあるらしい。
なんともありがたい気配りである。

監督は控えの選手全員にチャンスを与えてくれた。

長女にもその順番が回ってきた。
相手チームの勝利まで残り数点。
負けは込んでいる。
しかし、長女がコートの脇に立った時、私はなんともいえない気持ちになった。
確かに経験を積む事は大切な事だ。
今までこの試合に向けて、長女なりに頑張ってもきた。
しかし、長女のせいでみんなに迷惑をかけてしまうのではないかと不安だった。

長女は背が高いという理由からだろう、練習で一応前衛のポジションが与えられている。
その日もやはり前衛の子と交代した。
ああ、どうかボールが飛んできませんように・・・
祈るような気持ちで観覧席からコートを見守る。

結果チームは負けてしまったが、長女は自分のところに飛んできたボール全てにちゃんと手を出し、ミスなく試合を終える事ができた。

私は心底ホッとし、たまたまうまくいったことに安堵した。


そうして昨夜の遅い夕食。
ギョウザをつつきながら、息子のソフトへ行っていたオットに、私は今日の様子を話して聞かせた。
長女もかなり緊張していたが、わけがわからないまま手を出し、なんとかなったと嬉しそうに話していた。

オットも長女のいつもとは違う様子に気付いていた。
たまたま今日は上手くいったという程度のレベルだが、明らかに長女にとって自信になったようだ。
まだまだたくさんの課題はあるが、とりあえず今日はよくやった。


しかし、私は今日一日で足にしもやけが出来てしまった・・・。
まさかこの歳になってしもやけを作る事になるとは。
恐るべし、冬の体育館。
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by couturira | 2012-01-16 10:46 | 子そだて | Comments(2)

ユニフォーム

長女がバレーを始めて3ヶ月が経った。

団体競技の厳しさの中で大きく成長して欲しいと、私達両親が無理やり入れたようなものだ。
決めた時、長女は泣きながら抵抗していたが、始めてみるとやはり体を動かす事は嫌いではない様で、楽しさを見つけたようだった。

しかし、長女と同じ4年生は彼女よりも1年以上前から入部していたようで、なかなか彼女達のようには動けない。
サーブが入らない。
飛んできたボールに遠慮がちに手を出し、とんでもない方向に飛ばしてしまう。
大きな掛け声も出ない。

長女はもともと前へ出るタイプではない。
参観日でも手を上げるのを見る事はほとんどない。

体格には恵まれていて、背だけは高いのだが技術がまだまだ伴っていない。
おまけにせっかくのチャンスボールなのに、
「このボール、私が打ってもいいんですか・・・」
と言わんばかりに自信なさげにもたもたしている。

家で私と練習する時はもっと積極的に動いているのに、自分はみんなよりも下手だからと遠慮して、明らかに後ろ向きだ。
兄弟げんかをする時のように、思いっきりやって欲しいのに。
練習を見ているともどかしさが募る。


そんなある日、同じ4年生のお母さんが連絡網のメールのついでに一言付け加えてくれた。

「監督も彼女の目の色を変えたいと、あれこれ試してるみたいだね。
まだ入って3ヶ月だから色々出来なくて当然。
でも、いつもの自分が出せるようになったら、彼女は絶対にうまくなるよ。」

バレーの代表も勤める彼女は練習の日は大体最初から最後まで体育館にいる。
その日は練習が終わるより少し早く迎えに行って練習を見ていた私の目の前で、長女は監督に怒られていた。
相変わらず遠慮がちなプレーをする彼女に喝を入れてくれていた。

私の心を見透かされたようだった。
そして、長女を見ていてくれた事がありがたかった。

長女の目の色を変えたい。
それは私達両親が彼女にバレーを始めさせた目的でもあった。
なかなか熱くなれるものがない。
一生懸命に何かに打ち込む事で、新しい自分を見つけて欲しかった。

そんな私達の期待に彼女はこたえてくれる日が来るのかどうかは分からないが、今日、新人戦のユニフォームが配られた。
次々に4年生の名前が呼ばれる中、長女も9番のユニフォームを手にする事が出来た。
年下の子の中にも彼女よりも上手な子はたくさんいるのに、監督は敢えて長女にユニフォームを渡してくれた。

長女はまさかユニフォームをもらえるとは思っていなかったようだったが、やはり嬉しそうだった。

監督がユニフォームを手渡してくれた気持ちを無駄にしないように、精一杯頑張って欲しいものである。

まだまだ始まったばかりの長女のバレー。
頼むよ、長女。

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by couturira | 2012-01-08 22:45 | 子そだて | Comments(6)

二つに一つ

本日ソフトとバレーの試合。

幸いオットが休みだったため、オットが長男とソフト、私と次女が長女とバレーへと分かれて応援に行くことでなんとか丸くおさまった。

朝早くから小学校に集合する長男とオット。
その後少し遅れてバレーの会場へと向かう長女と私達。
ああ、きっとこれから週末はこういう生活になるのだろうなぁと、ぼんやりした頭で思いながらお弁当の卵焼きを焼く。


前日夜、ソフトの役員さんから電話をもらい、長男にユニフォームを与えられることを知らされた。
長男のチームは現在故障者を抱えていて、試合に出ることができるのは10名ほど。
なんともギリギリである。
10月に入ってから始めた長男も、試合に出ることになりそうだと告げられた。

初めての試合。
残念ながら私は見ることが出来なかった。
これも兄弟が違うことをしているので諦めるしかない。


一方長女は10月中旬にバレーを始めたので、もちろん応援団である。
6年生のお姉ちゃん達のプレーを目の前にして、数年後の長女を夢見る。
オットの強引なススメで泣く泣くバレーを始めた長女も、きっと何か心に響いたのだろう。
あまり多くは語らない長女だが、夜、湯船につかりながら、
「あんなになりたい」
とつぶやいた。

ミスをすれば、チームに迷惑をかける。
失敗しても、みんなで励ましあう。
好プレーをすると、みんなで喜ぶ。

団体競技のよいところは、苦しいことも、嬉しいことも、みんなで分かち合えることだ。
その経験は、子供の心に大きな何かを刻むに違いない。
たくさん、たくさん、そんな経験をしてほしい。
ただ日々を過ごすよりも、悔しさや嬉しさをたくさん味わった方が絶対によいと私達は思っている。
どんな経験も、いずれ血となり、肉となり、その人を形作る。


それに、今は分からなくても、きっと分かる時が来る。
一生の間にどれだけ「好き」なことに出会えるかは分からない。
しかし、自分の中で「好き」が沢山ある人のほうが、絶対にハッピーである。


だからのんびりしたい日曜日も、朝も早くから子供を連れて試合に、練習に、向かうのだ。
世の中のお父さん、お母さんはみんな同じ思いで子供の行事に付き合うのだろう。


丸一日、なんのことだかさっぱり分からないバレーボールというものに付き合った次女。
引っ込み思案の次女は、応援する私の足元で退屈そうにしながらも、おとなしく一日付き合ってくれた。
申し訳ない気持ちと、仕方ないという気持ちと・・・。

でも、次女の選択肢はもう2つしか残されていない。
ソフトかバレーか。

来年1年生の次女。
さっさとどちらか一方に決めて、どっぷりスポ少生活にはまるほうが、いいのかもしれない・・・。

彼女のためにも、私達のためにも・・・。

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by couturira | 2011-10-23 20:47 | 子そだて | Comments(6)

始まり

長男が、ソフトボールを始めた。
実は、かなり前からやりたいと言っていたのだが、私の方が決心がつかずにいた。

しかし、いつまでもそうは言ってはいられない。
ついにスポ少に入った。

土、日はもちろん練習。
今までの生活が一変した。

ソフトを習っている子供のお父さん達は、練習に付き合う。
私も仕事の後に、練習に寄ってみる。

そうなると、残されたの娘達。
暇を持て余すこととなる。
兄弟で別々の習い事をすると、こういうことになるのは仕方ない。
しかし、一汗流して帰ってきたオット。
ごろごろと暇を持て余している長女が目に付く。


オットは何か団体競技をするように、強く長女に勧めた。
彼女は仕方なく、バレーボールを選んだ。

あまり乗り気ではない彼女は、ポツリと言った。
「私の休みって、週に1日しかない」
いやいや、私の休みは週に1日たりともないのだ。


こうして、私の更なる送迎生活が始まった。

毎日なにかしら子供の習い事の送迎がある。
ひどい時には一人を送ったその足で、次の子を別の場所へと送り届ける。
毎日スケジュール帳を何度も見ないと、どれか忘れてしまいそうである。

おまけに二人とも、習い事のない日は必ずといっていいほど練習の相手を求めてくる。
長男とはキャッチボール。
長女とはバレーの相手。
仕事の後、夕ご飯を作り終え、お風呂がたまるまでのほんのひと時の練習時間である。


そんな話を職場の先輩にしたところ、
「一番楽しいときじゃない」
そう言われた。

そこの家庭では、子供達は皆大学生や、社会人になり、家には夫婦だけ残っている。
今となっては、子供の用事でばたばたと忙しかった時が一番楽しかったと話してくれた。

なるほど、今が一番楽しい時らしい。
少々ハードではあるが、悔いのないようにこの忙しさを、満喫しよう・・・。

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by couturira | 2011-10-12 21:20 | 日々のこと | Comments(14)