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抱負

毎年新年になると決意する事がある。
それは毎晩子供に本を読んでやる事・・・。

毎年決意するという事は、毎年それは守られていないという事である。

今年も人知れずそう決意したのだが、まだ1ヶ月と経っていないというのに諦め気味である。


私が子供の頃は、よく本を読んでいた。
それは、あまりに早起きだった私に手をやいた両親が出した解決策によるものであった。
どれくらい早起きだったかというと・・・

幼い頃、私の家の裏には空き地があり、そこは牛乳を集める場所になっていた。
近所に牛を飼っている家が2軒ほどあり、絞りたての牛乳を入れた大きな缶を牛乳屋さんのトラックが集めに来ていたのだ。
おじさんが大きな缶をゴロゴロと転がしながら、上手にトラックに積み込んでいく。
缶と缶の隙間に大きな缶がぴたりと収まる様子はなんとも気持ちがよかった。
私は2階の窓からそれをのぞくのが日課になっていた。

しかし、それが終わると私は退屈になり、両親に早く起きろと詰め寄っていたらしい。
牛乳屋さんがみんなのところへ牛乳を配る前の作業なので、まだ薄暗い時間だっただろう。

かなり早い時間に寝かされていたので、早く起きるのも無理もない話なのだが、そんな私に両親は私が退屈しないように本を買い与えたのだ。

昔話が2話ずつのった本は20冊くらいがセットになっていた。
他には子供の好きそうな絵本。
こちらもシリーズで、今でも手元に数冊残っている。
少し大きくなると伝記も加わった。


私はそれを毎朝両親が起きるまでじっと読んでいた。
今でこそほとんど読まなくなったが、本好きな子供だった。

しかし、我が子ときたら・・・
本を読むのは嫌いではないようだが、選ぶ本がなかなか私の好みと程遠い。


毎年お正月には親戚の家におよばれに行く。
そこでいいころあいに酔って気が大きくなったおじさんが、毎年子供達を連れて近くの本屋さんへ行くのだ。
そこで子供達の好きな本を買ってくれるのだが、我が子の選ぶ本というのはなんとも納得がいかないものなのだ。
普段私達が買ってやる事はないが、子供達が本当に欲しい本をきっちり選んでいるようで、長女は学校の怪談のような類、次女は小さな鍵盤のついた音の出る絵本。
かろうじで長男だけがいわゆる普通の絵本を選んで帰る。

きっとこれは本の持つ本当の楽しさみたいなものに触れていないからだと私は毎年反省し、そして例の誓いを立てるのだ。

今年は自分を戒めるためにも、毎日一話ずつが1ページになった、365日の絵本なるものを購入した。
日付ごとに1話読むようになっている。
そろそろ子供が寝付くまでに、さぼった日の話を読み終わらないくらいになってきた・・・
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by couturira | 2012-01-07 23:38 | 子そだて | Comments(7)

絵本

夏休みには宿題がある。
その中でも、面倒な部類に入る読書感想文と感想画。

毎年8月も中旬になってからあわてて本を購入するのだが、今年こそは早めにと、昨日本屋さんへ行った。
各学年2冊ずつ選ぶ。
とんだ出費であるが仕方ない。
図書館で借りるというテもあるのだが、予約が何件も入っているし、ゆっくり読めない。

一人、じっとこっちを見ている。

次女である。
次女には宿題はないが、みんなが本を買うので
「わたしはどうなの・・・」
というまなざしである。

仕方ない、2人×2冊+一人×1冊

レジに向かおうとすると、一冊の本が目に飛び込んだ。
「ビロードのうさぎ」

表紙の絵に惹かれてこちらを勧めたが、次女は室井滋作の
「しげちゃん」
を離さない。

結局計6冊を買うこととなった。
兄弟が多いのも楽じゃない・・・。
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by couturira | 2011-07-26 12:15 | 子そだて | Comments(2)

だっこだいすき

今村葦子さんのこの本に出会ったのは、たしか息子が赤ちゃんの頃だ。
図書館で偶然この本を手にとった。

だっこだっことなくのはだあれ?

繰り返しの言葉が心地よく、いろんな動物が出てくるので長女も一緒にこの絵本に引き込まれた。


しかし、一番気に入っていたのは私かもしれない。

大好きなお母さんに抱っこされて嬉しそうな赤ちゃんの顔。
そして何より最後のフレーズがいい。



おかあさんもだっこがだいすきよ。

あしたはもっとおもくなれ。


小さな子どもに振り回されて、立ち止まって振り返る余裕などない生活の中、この言葉にふっと肩の力が抜ける気がした。
そして、目の前の子どもをもっともっといとおしく思えた。


何度も借りて、何度も読んだ。

忘れられない絵本の一つだ。
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by couturira | 2011-05-17 15:55 | お気にいり | Comments(0)

泣いた赤鬼

子供が幼稚園で何度も読んでもらっていたらしく、お風呂で話してくれた。
結構長い話である。

話を聞きながら思い出した。

小さいころ、私も大好きだった話。
でも、忘れていた話。

それを、子どもに思い出させてもらった。

浜田廣介の独特の言いまわし。
子どもにとっては聞きなれない言い回しだろう。
でも、それを一生懸命覚えたままに、話して聞かせてくれた。

青鬼が赤鬼のためにうった大芝居。
そして、大切な友達のために去った青鬼。
ようやく失った大切なものに気づいた赤鬼。

途中から涙が止まらなくなった。
子どもたちが心配そうに見ている。

いろんな思いが交錯する。

懐かしい思いとともに、思い出させてくれた子どもに感謝の気持ち。


後日、子どもは青鬼の絵を描いた。
子どもは何を感じて主役の赤鬼ではなく、青鬼を描いたのだろう。


子育ては、自分探しでもある。
思いがけず、小さいころの私を連れて来てくれる。

そして、これからも子どもたちは私にたくさんのプレゼントを運んできてくれるのだろう。
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by couturira | 2010-12-13 22:00 | お気にいり | Comments(0)

ちょっとだけ

危うく幼稚園で泣くところだった。
いや、実際泣いてしまった。

下の娘の幼稚園で講演会があって、この本を読んでもらった。

お姉ちゃんになった、なっちゃん。
赤ちゃんに手のかかる、お母さん。

なっちゃんはだだをこねたりせずに、いつもお母さんにやってもらっていることをなんとか自分でやろうとする。

繰り返される「ちょっとだけ」


もう、我慢も限界だった。
前に座っていた小さな女の子が、涙を浮かべる私を不思議そうにじっと見ていた。


実際わが家でもこんなことがあったであろう。
そして、私はそんな子供たちに気づいてやれていたのだろうか・・・


忙しさにかまけてやさしさを忘れそうなとき、この本を読み返したい。
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by couturira | 2010-12-13 20:44 | お気にいり | Comments(0)