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最後の運動会

年長の次女にとって、幼稚園最後の運動会があった。

実はこの幼稚園、私も通った思い出深い幼稚園なのだ。
園舎も建て替わり、様子は随分と変わってしまったが、またこの幼稚園に来ることになるとは、深い縁を感じてしまう。

そんな幼稚園での最後の運動会。
次女は末っ子のため、私達にとっても最後の運動会となった。


その運動会、毎年年長児による組体操がある。
毎年ピラミッドが見所。

そして、小柄な次女はそのピラミッドの一番上に立つことになった。
逆上がりも、自転車も、割とすんなりとクリアしてきた身軽な次女のこと、一番上に立つことも、たいして問題ないだろうと思っていた。

しかし、運動会が近づくにつれて、お母さん達から声を聞くようになった。

「まだ、ピラミッド、成功してないみたい」


余計なことはなんでも話すくせに、大事なことはあまり話さない次女。
私はそんなことになっているとは、ちっとも知らなかった。
呑気なものである。

結局運動会前日、ようやく1回だけ成功したようだった。

私は次女に、
「崩れても、落っこちそうになっても、頑張って立とうね」
と、少々無茶苦茶なアドバイスをして、当日の朝を迎えた。


園児の疲れを考慮してか、組体操はプログラムの前半に組み込まれていた。

ピラミッドは2、3個出来るのだろうと思っていたのだが、今年は全員で1個のピラミッドを作ることになっていた。

全員で15人くらいだろうか。

1段、1段とみんなが積み上がり、4段目に立つために、次女が土台に足をかけてよじ登る。
しかし、4段目に到達する前に、ピラミッドは崩れてしまった。

そして、再チャレンジ。

一番土台の子は、地面についている足が痛く、顔をゆがめている。
かなりの重さを支えなくてはいけないので、地面についているひざ小僧が痛いのだ。


自然と園庭に「頑張れ!」の声が響き始めた。
観客からも、見ている年中以下の園児からも・・・。


しかし、次女が3段目に手を掛け、はい上がった時、やはりピラミッドは崩れてしまった。


クラスの先生は残念そうに、プログラム中盤の休憩を挟んで、また、チャレンジしますと伝えたが、結局再チャレンジはなかった。

園児の疲れや、時間を考慮してのことだろう。


こうして、幼稚園最後の運動会は終わった。
次女はピラミッドの上に立つことは出来なかったが、みんなの成長をたくさん感じた運動会であった。

深く深く、心に残る運動会だった。



次女に後で、何が一番心に残ったかと聞くと、しばらく考えて、
「かけっこ」

出来なかったことよりも、出来たことに目を向ける、前向きな次女。
いや、出来なかったことを悔しがっているからこそ、あえてそれと答えなかったのか・・・。



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by couturira | 2011-10-09 11:05 | 子そだて | Comments(6)

作戦決行

陸上をやっている4年生の長女。

しかし、1年生から3年間、徒競走で1番を取った事がない。

クラスでも1、2を争うメンバーと、残念ながら背の高さが同じくらいの彼女。
毎年2番に甘んじている。

今年は作戦があると、運動会の練習が始まった頃に言っていた。
練習では負けて、相手を油断させておいて本番で本気を出すという。

若干の不安を抱きながらも、せっかくの彼女の作戦。
それはいいと、私は大絶賛した。


私は子供の頃は結構足が速いほうだった。
リレーの時など、同じくらいの足の速さの子を追い抜かすのはかなり大変である。

そこで普段の練習では、スタートで一番をとり、ゴール付近で相手に花を持たせるという作戦を伝授した。
恥ずかしながら、親はついつい必死になってしまうものだ。

しかし、先週の台風による雨のため練習は流れ、一度も彼女はその作戦を決行することなく朝を迎えた。

学校へ行こうと靴を履きながら、彼女は小さな声で言った。
「お母さん、今年も一番にはなれないかもしれない・・・」

不安を抱えたまま、彼女は学校へ向かった。


これといって得意なことのない彼女。
何をやってもそこそこ出来るが、これだけは誰にも負けないというものも無い。
妙に冷静で、年の割りにクールなところがある彼女。
何かに必死になる、ということがあまりなかった。

もっと頑張ったら出来るのに・・・と思うことがよくあった。
そして、そこが私達両親にとってもどかしいところでもあった。


準備体操が終わり、トップをきって4年生の徒競走。
いつものごとく、私はドキドキしながら彼女の出番を待った。
背の高い彼女はラストの組。
ようやくスタートラインに並んだ彼女は一番アウトコースだった。

スタートの合図が鳴り響き、彼女は飛び出した。
みんなほぼ互角である。
外から中に回り込む時、どちらも譲らない。

陸上の大会でもいつもそうなのだが、こういう時、彼女は結局譲ってしまうのだ。
競り合うのが苦手だ。

しかし、今日の彼女は違っていた。
諦めることなく、競り勝った。

そのまま彼女はぐんぐん走り、そのままゴールテープを切った。

初めて1番を取った。

私は心底ホッとした。
クールな彼女も、今日は誇らしげだ。
本当にひとまわり、大きくなったように見えた。


このことが、彼女の大きな自信につながるといい。
この1番が意味ある一番に、なるといい。
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by couturira | 2011-09-26 00:48 | 子そだて | Comments(12)

運動会前日

明日は運動会。

しかし、今日は仕事だったために夕方からバタバタとお弁当の材料の買出しに出かけた。

ピザをもらったので、簡単な夕ご飯の準備をする。
幸いオットと子供達は釣りに出かけてまだ帰ってこない。
当分帰って来そうにない。

ちょっと早いが、まだ少し明るい内から運動会のお弁当の準備にとりかかる。


オットの両親と私の両親、それから家族のお弁当。
しかし、毎年どちらの母もお弁当を作って来てくれるので、大量に作る必要は無い。


ラジオを付け、ゆっくりと支度を始める。


さて、どこまで前日準備をしておいたらよいものか・・・。
今日中に仕上げたい気分である。

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読んでくださってありがとうございます。
いつも励みになっています。
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by couturira | 2011-09-25 00:09 | 日々のこと | Comments(6)